Study

-009.中世の街PROVINを知る

8歳児MOEは学校の遠足でシャンパーニュ地方のPROVINに行きました。

その日からもう中世の街の虜になったMOE。

「今度は家族で行きたいの!」

 

フランスのこども達は仮装が好きです。

学園祭の時、お誕生会の時、仮装します。

ここ4.5年男の子達に人気なのが”シュバリエ”中世の騎士です。

なので、もちろん5歳児MEIのワクワクです。

 

ということで、パリから列車で1時間半、車で1時間の小旅行をしてきました。

さて、どんな街だったかというと。。。

2001年に世界遺産にも登録されたPROVINS

古くは旧石器時代に人が生活してた痕跡もあり、ローマ軍に利用されていました。

そして、中世に最も栄えた流通の中継地点の街でした。

 

城壁に囲まれ、その旧市街は今でも中世の面影をたっぷりと残しています。

お勉強感覚ではなく街全体で歴史を体感できる。

そんな場所でもあります。

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城壁で囲まれた旧市街へは車の乗り入れ禁止です。

  街のシンボルでもあるセザール塔へ向かって坂道を上ります。

 

石畳の小径、木組みの家、そんな町並みを歩くだけで「シュバリエがいそうだね〜」と5歳児MEI。

 

たどり着いたのはLa Grange aux dîmes

中世時代の流通の歴史を見ることができる蝋人形館。

土壁のヒンヤリとした地下室はタイムトリップした気分です。

 

西の門La Porte Saint-Jeanまで歩き、城壁に登ります。

城壁の外は一面麦畑。

 

街を一通り見るためにLes Petits Trans de Provinsに乗りました。

乗降地点が街中にあるので、これはらくちんです。

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そして、今日の目玉は中世の人々の生活が丸わかりのスペクタクルEquestre Médiéval

敷地内に入るなりそこは中世の村。

中世のドレスを着たお姉さん、山羊や馬や白い鳩達がお出迎え。

 

子供向けかと思っていましたが、大人も充分楽しめるド迫力のスペクタクル。

笑いあり、闘いあり、愛があり。。。

プリンセスとシュバリエ。

こども達の心をワシ掴みにする出演者たち。

「大きくなったらこの中に入っていい?」と3歳児MIA。

どうも、中世のプリンセスになるつもりらしい。

 

歴史をこんな形で体感できたことにとても満足するchocolatmagのこども達でした。

 

そして、最後にMOEの願いは。。。

一日の最後にセザール塔に上り、今日歩いた町並みを見下ろしながら

「あそこがLa Grange aux dîmesだね。ちょっと怖かったね〜

「あっちが城壁。階段疲れたね〜」

と、家族で話したかったらしいのです。

でも、5歳児&3歳児がくたくたで、その願いは叶えられませんでした。

切ないけど、また次に来た時には上ろうね。

 

 

info:www.provins.net

 

photo by Matsunaga Manabu
Text by chocolatmag