-027.瓶・グラスの底の汚れのとり方お教えします


なんだか、ご無沙汰しているうちに、あっという間に5月も半ばを過ぎてしまいました、ね。3月後半から、ブロカントのシーズンが始まり、駆け回っているんです。もう、すでに、自分の部屋に収まりきれないお宝が・・・しかしですよ、売られているものの中には、埃をかぶったままのオブジェが多くて、洗ったり、拭いたりしても、きれいになるのかわからないことが多いんです。買って帰ってからきれいにしてみても、どうしても落ちない汚れがあると、海より深く沈んじゃいます。なので、私は、必ずボロ布、ウエット・ティッシュ、ティッシュを持ってゆきます。

 

先ずはボロ布でこすって、汚れが落ちなければ、唾を吐いて、ティッシュで拭いてみる・・・うそぴょん、ウエット・ティッシュでこすります。これで、買わなければ、なんだか、売り手のために磨いてやってるような気もしないでもないが・・・でも、瓶やグラスの内部までは、手が届きません。長年の汚れの堆積が、内部の底の方にこびりついてるんですよ。あああ~、と

 

そこで、本日は、私がどのように底の方の汚れをとっているかを、伝授いたしましょう。まあ、フランスでは、<おばあちゃんの知恵>みたいに、よく使われる技なんですが、先ず、用意するものは、①ブラシ類、②岩塩、③アルコール・ヴィネガーです。で、本日のモデルは、ディジェスティフ(食後酒)用のプチ・グラス。七宝仕様でトレビアンな品ですが、底の方にカットが入っていて、くびれたのちに広がっていて、この汚れをとるのは、ちょっと面倒な品です。


初めに、水で洗ってみて、それからいざ、岩塩を入れ、ヴィネガーを注ぎます。汚れの部分がかぶるぐらいで大量に入れる必要はなし。写真だと、少しきめ細やかな塩ですが、塊があった方がよいのです。ヴィネガーは、スーパーで売っているアルコールのヴィネガー、8%の度数。これは、料理にも使えるけど、うちでは、汚れ落とし用です。とても汚れているときは、しばし、そのまま放置する。塩とヴィネガーが、どう作用するのか、詳しいことは?です。きっと、アルコール分が活躍するのかな?その後、瓶やグラスの口に手などでふたをして、ぐるぐると横に回してみます。汚れの部分に、大き目粒の岩塩が当たって、汚れを持って行ってくれる。なんか、お茶がらを畳にまいて、箒で履くと、埃やごみをくっつけて持って行ってくれるのに似てないか???

 

それでも残った汚れには、ブラシです。ブラシは、瓶などの掃除用の長いブラシ、使い古しの歯ブラシ、歯と歯の間用ブラシなど。先ずは、歯と歯の間用ブラシで攻めてみる。掃除人は、同居人Jです。先が細いし、首から先が曲がるので便利。奥まで入ってゆく~が、しつこいのがこびりついていて、同居人J、おもむろに一番細いブラシをつかみ、ガシガシガシと。ブラシの毛も太めで硬いので、さすがの汚れも降参。洗剤できれいに洗って、ピカピカになりました!という感じです。


実は、私たち、汚れがひどいほど、燃える!あれや、これやと用具を持ち出し、考えて、きれいにするのが好きなんです。実験ラボのような。瓶の場合は、底まで遠いので、岩塩とヴィネガーの量も多くして、しばらく放置してから、長いブラシでガシガシガシと。それでも、ダメな場合は、一度洗ってから、漂白剤を入れたりとか、日夜、研究に余念がありません。どうぞ、みなさんも試してみてください。でも、キッチンに酸っぱいヴィネガーのに匂いが充満しちゃうのがたまにきず。換気扇を回しましょう。

 

<6月初旬 パリのブロカント・V.G.予定>

05/31-06/01 12 区/Boulevard Poniatowski

                       16 区/Avenue Mozart

                     19区/Avenue Secretan

06/01             14区/rue de la Tombe Issoire & rue d’Alesia 角

06/08           11区/rue de la Fontaine au Roi & place Fontaine au Roi 界隈

                        20 区/Boulevard Charonne

06/09(祭日)   18 区/rue Ordener 

 

! 中止・延期になることもあります。ご了承を。(早朝・午前~18h、19hごろまで)

 

 

 

今月の「小躍りしながら購入した逸品」-027.

<もう、絶対買い! 逃しませんで~の一点。>

 

イエローが効いてるパイナップルのようなサーモス。

1960年代、ボルドーのDOMECというブランドのもの。

中の栓は、コルクです!実は、友人からもらったのだ~!なおさら、踊りまくり!

 

今月の「なんでまた こんなの買っちゃったんだろう・・・」-027.

<徹夜明けで通うこともあるブロカント、まさにまがさしてしまい、、、>

 

こ、これ・・・洗濯物干し、ピンク。

品のあるオブジェと並んでますが。

私は、とあるマダムが2ユーロで購入したのを知っています。

 

 

今月の「これは何でしょう?」-027.

<これは何に使うもの?と聞いてみなくちゃ、わからない。>

 

ちょっと写真が見にくいですが、葉が枯れている枝を売っています。何を作るのでしょうか?

ヒント: 柳の枝です。

 

 

*026の正解: <クルミ割り器>

 

 

colunm by Takaki

ジャーナリスト、コーディネーター、クリエーター
何でもコーディネートしちゃいます
ブロカント品のバイイングもメイン仕事の一つ
BRUTUS誌にパリのコラム連載中
takakiのブロカント販売サイトスタート!
http://www.takacante.com/