-024.ブロカントの展示の仕方<1>


Bonjour ! しばし間があいてしまいましたが、みなさんお元気でしょうか?もう、8月、夏休み真っ盛り。パリジャンたちが、大挙して出かけてしまったパリでは、ほとんどブロカントが開催されません。地方では、数は減りますが、やってます。何かしら、一緒にイヴェントとかやっちゃうところも多いので。そんなわけ(どんなわけだ?)で、今回は、ブロカントに参加する人たちの見せ方、展示の仕方の話にしちゃいました。長年、蚤の市やブロカントを見てきて、また、自分もヴィッド・グルニエに参加するので、どういう見せ方がよいのかを考えてみようかと。やはり、店と同じで、スタンドの見せ方によって、集客が違います。もちろん、展示してあるお宝内容にもよるけど。あ、昔に使った写真もありますが、ご容赦を。

 

では、まずこちらから、<01/地べたにおいてしまう>これはですね、非常に楽なんですよ。重くて、かさばる机や棚類もいらず、ぱっと並べて、後片付けもカンタン。この場合は、2種類に分かれます。一つは、ほんとに面倒だから、地面に置く人と、実は、きらりと光る商品にとても自信があって、お宝わんさかな人と、私は常々思っています。たいてい、古いシーツやビニールシートを敷きますね。でも、時にはじかに置く人もいる。忘れたのか、お前。ビニールシートは青が多いのは、安いんだろうか?定番品なんだ。で、どうです?なかなか良いものがありますでしょ?もしくは、一つのカテゴリーで攻めると。わかりやすいですよね。また、缶カラのように、人を引き付ける並べ方もできるか。う~ん、勉強になります。

 

そして、次<02/箱に入れる>こちらも、楽をしようとする気配が濃厚です。車のトランクに収納しやすい同じサイズの箱を選び、出して並べるだけ。ものは箱の外に出しません。終わったら、そのまま箱を積めばいいと。う~ん、地べたに並べると、最後は、品物を集めて、片づけなくてはならないけど、箱仕様なら、そのまま積めば終わり!こっちのほうが楽チンだ~!しかも、置いたが最後、自分は椅子に座って動かん人も多い。木箱、段ボール、プラスティックや、野菜を入れる箱など、さまざまです。箱の中は、それはもう、ごちゃごちゃ。割れているものもあったり、シリーズになってるものでも、別の箱に入っていたりとか、すごい状態なんですよ。また、どれでも均一2ユーロとか、やっちゃう人もいます。そうなるとますます楽だ~。しかし、この方法は侮れないんです。<お宝探し心>をくすぐるんですよ。見えないから、もしかしたら、あの下に何か逸品があるかもしれないと。ぱっと見は悪いけど、実はよい手なのだ。

 

はい、お次。地方のブロカントでは、車を後ろに駐車しておくことができるので、<03/車に展示する>もあります。カーペットを屋根からたらしたり、ドアの上のほうをあけておいて、ハンガーにかかった洋服をかけたりとかもできる。展示場所が広がり、遠くからでも見えます。この日は、なぜか、子供用品のオンパレードで、人形やぬいぐるみ。子供の目にも入りやすいんでしょうね、きっと。

またまた、長くなっているので、本日はこの辺で失礼して、続き~にしちゃいます。次回もしっかり検討します。

 

 

 

 

<8月後半~9月初め パリのブロカント・V.G.予定>

08/24-25        5区/Place Monge 70スタンド

08/31     15区/rue Felix Faure 90スタンド

08/31-09/01   19区/Avenue Secretan 200スタンド

                   20区/Pere Lachaise

09/07-08        7区/rue Cler 120スタンド 

                   16区/Porte de la Muette

 

!中止・延期になることもあります。ご了承を。(早朝・午前~18h、19hごろまで)

 

 

 



 

今月の「小躍りしながら購入した逸品」-024.

<もう、絶対買い! 逃しませんで~の一点。>

 

1939年の美術学校用のデッサン本。No.08は、デコレーション編。

中の絵が、これまたオツなんです。全13冊。


 

今月の「なんでまた こんなの買っちゃったんだろう・・・」-024.

<徹夜明けで通うこともあるブロカント、まさにまがさしてしまい、、、>

 

人形に使う極プチなボタン。いいんですよ、すごく。

でもね、ボタン穴が、黒く汚れてるんです。これを落とすのは至難の業・・・

 

 

今月の「これは何でしょう?」-024.

<これは何に使うもの?と聞いてみなくちゃ、わからない>

 

ヒント: 物を入れる家具ではありません。

 

*023の正解: <リエットを入れるポット>

                  トゥールのシャルクトリーの名産、リエット・ドゥ・トゥールを入れて、

                  このまま食卓に出す、グレ製のポットです。いろんな大きさあり。


colunm by Takaki
ジャーナリスト、コーディネーター、クリエーター
何でもコーディネートしちゃいます
ブロカント品のバイイングもメイン仕事の一つ
BRUTUS誌にパリのコラム連載中

takakiのブロカント販売サイトスタート!

http://www.takacante.com/