子供って一年中、鼻グスグスしていませんか?
クラスにひとり、鼻垂れさんがいると、あっという間に皆、ズルズルやり出す…特に寒い冬は要注意!!
予防としても、鼻の調子が悪くなってしまってからでも大活躍するのがこのスプレーなんです。
様々なメーカーから発売されていて、ファーマシーでも常に棚の一番目立つ所に置いてあります。
日本に住む友人、知人曰く、子供達がチョットでもグスグスやりだすと、
すぐに耳鼻咽喉科や小児科に連れて行くのだそうですが、フランスでは“鼻ぐらい”では、ドクターの所には行きません。
だって…言われる事は決まっているから…「鼻を一日に何回も洗ってください!!」
コラム連載一号目で紹介したSérum Physiologiqueの上級版と言いましょうか。
細いノズルから海水が勢い良く出て、鼻の中を洗い流します。
6歳の長女はこの鼻うがいが大好きで、ちょっとでも鼻の調子が悪いと自分から進んでやりたがります。
3歳の長男は、大嫌いで…毎回、彼の助けを借りて、泣き叫ぶ息子の手足押さえ付けて
「ちゃんと鼻の中をキレイにしないと、耳が痛くなったり、熱が出たりするわよ!!」とスプレー。
いくら体液と同じ濃度の塩分で、しみないと言っても鼻に水が入ってくるのは違和感がありますし、何となく怖いのでしょうね。
これまで赤ちゃんには使ったことがなかったのですが、ドクターから赤ちゃんにもいい!と言われ、今、使っています。
最初はスプレーを見ると、嫌がって手で押しのけていましたが、今では諦めたようで…ちょっと嫌な顔をするくらいです。
さんざん子供達には使っておきながら…実は私は最近まで使用したことがありませんでした。
ある日、鼻と喉の調子が悪くなり、授乳していたこともあり、クスリを飲まずになおしたかったので、
勇気を出して、鼻にシューッ!!正直…スッキリして、気持ち良かったです。
3日後には元に戻りました。
フランスではすぐに手に入りますが、それでも常に家に常備していますし、旅行のときなども必ず一本は持って行くスプレーです。
column by 中村江里子/Nakamura Eriko
1969年東京都生まれ
立教大学経済学部卒業後、フジテレビのアナウンサーを経て、フリー・アナウンサーとなる
2001年にフランス人のシャルル エドワード バルト氏と結婚し、生活の拠点をパリに移す
妻であり、3児の母でもある
現在は、パリと東京を往復しながら、テレビや雑誌、執筆、講演会等などの仕事を続ける
著書に「エリコロワイヤルParis Guide」(講談社) 、「エリコ・パリ・スタイル」(マガジンハウス)
近著に「ERIKO STYLE暮らしのパリ・コラージュ」(朝日新聞出版)と多数
http://www.eriko-nakamura.com