2014年

12月

21日

-013.番外編・ Gîte(貸別荘)探しは楽しい!:ノルマンディ地方

毎年年末になると、写真の整理をします。
一年を振り返りながら、家族みんなが元気に過ごせたことに感謝をし、
同時に来年も普通の毎日を大切に送ろうと改めて思います。
そんな年一度の節目作業を終え気分を新たに、今年最後の写真コラムをお届けします。

今回は、以前にも少し触れたことがあるバカンスの貸別荘Gîte(ジット)のお話です。
我が家もここ数年、一週間以上のバカンスに出かける時は必ずジットを利用しています。
行き先を大体決めたら、ネットでジット探しは私の担当、コンタクトを取るのはオットの担当、といつもこの流れで旅プランを立てます。
条件に似合うジットを探すのはなかなか根気がいるけれど、古い建築やインテリア好きの人にはついつい没頭してしまう楽しい作業です。

今秋ノルマンディ地方のバカンスで選んだお家は、昔の風車をジットに改装したというオリジナリティ溢れた館。
とんがり帽子をかぶったその可愛い姿は、どこかムーミン村を彷彿させる。
建物の外観ですっかり期待が高まり、いよいよ風車ハウスへ潜入です。
天井に古い梁をめぐらしたラウンドスペースは3階まで続き、真ん中の吹き抜けを囲むように階段が設置されています。
1階はキッチン、ダイニング+リビング、
2階はツインの寝室一つとシャワールームにトイレ、
3階はツインの寝室が2つとトイレ付シャワールーム。
この間取りは、建築家である家主が全て設計を手掛けたそう。
清潔で機能的、そして子沢山家族でもゆったりと滞在出来るボリュームも嬉しい。

普段パリでアパート暮らしをしている娘達には階段がある生活はとても新鮮です。
何度も上がったり下がったり、吹き抜けから顔を覗かせたり、
いつもと違った環境で暮らすのはとても面白い体験になります。
私がこの家で最も気に入った所は、ラウンド空間。
家の中というのはどうしても家具や電化製品などカクカクしたモノが多くなりがちですが、
空間そのものが円いと、視覚的にも優しく心なしか気分も丸くなるような気がします。

では、ジットの探し方について少しご紹介したいと思います。
よく検索に活用しているのが、こちらのサイト(英語もあり):
http://www.gites-de-france-charme.com/ 
http://www.gites-de-france.com/
https://www.charme-traditions.com/
行き先、地方名、日程、人数、予算などを入れて、物件を絞ります。
ホテルと同じく、ジットにもランク付けがあり、1〜5épis(エピ)で記されています。
清潔で設備が整っている、ちょっと素敵な内装を希望される方には3épis以上がお勧めです。
あとは、写真を見ながら好みのお家をひたすら探し、家主へコンタクト、空き確認、デポジット(家賃の30〜50%)を送付して予約完了。
因みに我が家の選ぶキーワードは、3épis、古い家、改装済、シンプル内装、WIFI付。
夏以外のシーズンであれば、一週間350〜500ユーロの予算で素敵なジットが見つかります。
注意をするべき点は、シーツやタオル、退去する時の掃除などはオプションなので、
それらを希望する方は、家賃+100€ぐらいの予算を見積もるといいでしょう。

今回のスライドショーに載せている遺跡の写真は、 ジュミエージュ修道院(Abbaye de Jumièges)。
私が子供の頃、何度も何度も観た大好きなアニメ・ルパン三世「カリオストロの城」のモデルにもなった場所です。
7世紀に建てられたこの修道院は、何度か破壊と再建が繰り返し、激動の歴史をくぐり抜けて1947年に国の財産となりました。
ロマネスク建築の優美なアーチにみとれ、遠い過去に導かれるように石にそっと触れてみる。
このノルマンディの旅で、とても心に刻まれた思い出の場所となりました。

読者のみなさま、今年も一年間本当にありがとうございました。
これからもこのコラムではパリ散歩を中心に、今回のようにバカンススタイルや素敵なジットのお話も時々お届けしていきたいと思います。
それでは、どうぞ楽しいクリスマスを、そしてお元気でステキ新年をお迎え下さい!

 

Infos:
ジュミエージュ修道院(Abbaye de Jumièges): http://www.abbayedejumieges.fr/(仏語)
英語、スペイン語の説明書はこちらからダウンロードして下さい:http://www.abbayedejumieges.fr/a-votre-disposition.html


最後に、この場をお借りしてお知らせを。
年明けに写真のエクスポジションを下記の通り開催することになりました。


場所: L'Espace Beaujon / 208, rue du Faubourg Saint Honoré 75008 Paris
Metro: ②Ternes, ⑨Saint-Philippe-du-Roule , ①②⑥Charles de Gaulle - Étoile
期間: 1月6日〜16日 
時間: 月〜金曜日10時〜21時30分,土曜日10時〜13時
ヴェルニサージュ: 1月7日(水)18時30分〜21時30分

たくさんの方にお目にかかれる事、心より楽しみにしております!

column by Michiko P.

日本、フランスで長年貿易の仕事に携わり
現在はフリーで通訳・マーケティングワークをしながら
新しいフィールドも模索中
暇があれば、銀塩・デジタルカメラを持ってパリを遊歩する
仏人オットと娘2人の4人暮らし


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