-025.作る夏休み<後編>

長い夏休みですから、それはそれはいろいろな機会にいろいろなものを描いたり作ったりしましたけれど、あらためてつくづく思うのは、「(特に子 供たちにとっては)作る、というのは即興的であればあるほど面白い」ということでした。パンを作るワークショップに参加したり、絵の具やシールなどを買ってきてさあどうぞ、という遊びも沢山しますし、大好きですけれど、いきなりそこにあるもので、とか、何も用意していないのに突然作りたくなって家にあるも のを利用して、とかいう場合のほうが、自由に楽しく作れるということなのでしょうか。

 

そして最も楽しく遊べる素材の一つは「食品」かもしれません。食べ物って色も綺麗だし、上手く行っても行かなくても、食べちゃうものなのでみんな気楽ですし、一日三回も食べるのですから、毎回ではなくっても、時々は遊びながら食べてもいい、ことにしています。

 

レゴも、前にもレゴについて書きましたが、本当に飽きずにいつまでも遊んでいます。上手に作ると壊したくないので、どんどん「作品」がたまっていくのですが、そうするといくらレゴを買い足しても新しい形を作る材料が足りなくなってしまうことがしばしばなので、「写真を撮ったら一旦壊す」をルールにすることにしました。

 

そんなわけで、今回は文章よりも、写真集とすることにします。

 

そして個人的には傑作だと思うのが、この二体。「忍者」。最小限のピースを使って伊賀と甲賀の対立構図まで表されているのです。

 

こちらは7歳の温のヒット作、コマ。本当にものすごく良く回るのにびっくりです。
 

かじりかけの何かを文字や絵に見立てるというのは大得意。コピーライトのマーク©。

 

定番、オムライスにケチャップ画。温は最近「宇宙」に夢中なのです。

 

いつまでも描いていきます。すごい形の星がけっこうあるなあ。毛の星?カドの星?ブラックホールより怖そう。
 

木々の多い公園で、お店やさんごっこ。たしかに分類するだけで、ディスプレイされているように見えますね!

 

最後にみんな自分で買って、森どんぶりを作ります。ピザ・バージョンもよくやりますが。

 

世界の定番、砂遊び。でもこれ城、ではないみたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回は秋の何かについて、かもしれませんね。

みなさんごきげんよう。

 

 

 

 

今年の夏一番進化したのはやはり次男、四歳のイウ。これまでは抽象的な(というかぐちゃぐちゃな)絵ばかり描い ていたのが、突然「具象的なもの」を描いたり作ったり出来るようになりました。1つ目のこの絵は「蜘蛛の巣」。実はすごい時間をかけて描いているのです。 地図のようにも見えるし、タペストリーにしたいくらいです。
 

センタクバサミ彫刻。洗濯物を干したりたたんだりするのまで手伝ってくれるとうれしいのだけれど・・・。

 

バナナの皮をナプキンに挟んでギュー、これだけでアンディー・ウォーホルです(笑)。

 

冷蔵庫の色文字でつくった大陸地図。
 

ここからは屋外編。浜で見つけた石で。みんな天然です。ただ並べるだけでこんなにおもしろい。

 

どうやら巨大な要塞です。スケール約1/1000。


Column by Tomoko SAKAMOTO

カタルーニャ人でグラフィック・デザイナーのダビ・パパと一緒に
ブック・デザインとその周辺を手がけるSPREAD(www.spread.eu.com)

というスタジオを主催する編集者・ママのコラムです

「遊んであげない。一緒に遊ぼう!」をモットーに二人の男の子を育てています