思えば遠くへきたもんだあ~と思うのは、日本。
世界は近くなったとはいえ、やはりおよそ12時間のフライトは長い!!
母国だけど、パリからの距離はとてもとても遠いのです。
パリの学校の春休みに子供達を連れて日本へ向かいました。
子供達は日本の春は初めて!!
今年はちょうど、パリの春休みと日本のGWが重なったので…いとこたちと遊ばせるためにいざ日本へ!!!
軽井沢では苔玉作りに夢中。好きな花を選んで、根の部分に苔をつけて行く作業。
おじさんに教えていただきながら、黙々と作業をする子供達。
残念ながら、パリには持ってかえってこられなかったのですが、東京の実家では私の母が毎日、お水をあげてくれています。
姪っ子の一人はおじさんに「弟子になるかい?」とスカウトされていました。
「夏休みにまたくるね!!!」とおじさんと固く約束をしていた子供達。
苔玉が作ってくれた“縁”です。
彼が大好きな新宿御苑からの眺め。
パリにいると、こういう空の高さやビルの高さに感動します。見慣れていた光景なのに…
大きな木の下で昼寝をしているひとたち。赤ちゃんを連れた若いママたち。
パパとゴムボールを蹴り合っている男の子。
穏やかで平和な光景に…涙が出そうになりました。
当たり前の景色がこのまま当たりまえであって欲しい…
近所の町内会館でお祭りがあり、母や妹ファミリーと参加。
お絵かきや書道、輪投げ、バザー、編み物…
ご近所の方達の素朴な集まり。大雨だったのと、この土曜日は子供達の登校日だったようで…
私達が遊びに行った時にはまだ静かでした。
妹に「意外と難しいからやってみて!!」と言われてトライをした輪投げ。
本当に難しい…
他にひとがいないのを良いことに我が家で占領状態!!
何度やっても輪が入らない。寒い日だったのに、汗が出てきた…
夢中で輪を投げていた私。
こんなにシンプルな遊びで、こんなに夢中になれるんだ!!!
母たちは“吹き矢”をするのを楽しみにしていたのですが、今年はコーナーがなくて…
日本の遊び…懐かしい香りがしました。
やっぱり日本はいいね~。
column by 中村江里子/Nakamura Eriko
1969年東京都生まれ
立教大学経済学部卒業後、フジテレビのアナウンサーを経て、フリー・アナウンサーとなる
2001年にフランス人のシャルル エドワード バルト氏と結婚し、生活の拠点をパリに移す
妻であり、3児の母でもある
現在は、パリと東京を往復しながら、テレビや雑誌、執筆、講演会等などの仕事を続ける
「エリコ・パリ・スタイル」(マガジンハウス)「ERIKO STYLE暮らしのパリ・コラージュ」(朝日新聞出版)
「女四世代、ひとつ屋根の下」「マダムエリコロワイヤル」ともに(講談社)と多数
http://www.eriko-nakamura.com
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