-023.ママが泣きそう


長女が学校の林間学校のため、4泊5日で出かけました。


お友達の家へのお泊りが大好きだし、それこそ1人でパリから東京への12時間のフライトをしたこともあるのに…
モンパルナス駅のTGVのホームで泣き出してしまい、どうやらTGVの中でも涙、涙…なのが、窓越しによく見えました。
私のほうが泣き出しそう…
私同様、実際にウルウルしているママたちが何人かいました。
それぞれのママたちのウルウルの理由は、それぞれだと思いますが…

電車が動き出せば、涙なんてあっという間に乾いてしまうでしょう!!
そして、共同生活の中で、考え、学び、逞しくなるのでしょう!!

親たちは、毎日、先生の更新してくださるブログを見て、我が子の笑顔に心が温かくなり、
私は初めてブログへコメントというものを書き込みました。
勿論、娘にだけあてたものではなく、クラス皆への!!

弟、妹はお姉ちゃんの帰りを指折り数えていました!!
ベルが鳴って「あ、なっちゃんだよ!!」というと、大歓声をあげて玄関に駆け出しました!!
姿をみるなり飛びついて、キス、Kiss、キス!!
息子は前日の夜、おねえちゃんを思って絵を描いていました。

娘は私と彼にプレゼントを買ってきました。
お小遣いは10ユーロ。(この金額まで…と決まっていたのです)
彼女は私のために9ユーロ、パパに1ユーロのプレゼント。

たまたま、私にプレゼントしたかった物が高くなってしまったようですが。
「ママ、今流行りの蛍光色のポーチ!!!」
「パパ、お仕事の時に使ってね!!」と羽ペン。
「なつえ、自分の物は買わなかったの?」
「うん、いいの…」

またまたママは泣きそうです…
こうして、子供達が親元を離れて体験をする機会はどんどん増えて行くのでしょう。
それは勿論、子供達にとって素晴らしい体験となりますが、同時に「子供達はいつかは独り立ちして行くんですよ!!」と、

私達に教えてくれているのだと思うのです。
少しづつ、慣れていくために…

column by  中村江里子/Nakamura  Eriko
1969年東京都生まれ
立教大学経済学部卒業後、フジテレビのアナウンサーを経て、フリー・アナウンサーとなる
2001年にフランス人のシャルル エドワード バルト氏と結婚し、生活の拠点をパリに移す
妻であり、3児の母でもある
現在は、パリと東京を往復しながら、テレビや雑誌、執筆、講演会等などの仕事を続ける
「エリコ・パリ・スタイル」(マガジンハウス)「ERIKO STYLE暮らしのパリ・コラージュ」(朝日新聞出版)
「女四世代、ひとつ屋根の下」「マダムエリコロワイヤル」ともに(講談社)と多数
http://www.eriko-nakamura.com

 

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コメント: 1
  • #1

    おにぎり大好き (火曜日, 16 4月 2013 03:37)

    江里子さんブログにもお邪魔しておりますが、こちらにも失礼します。
    何だかキュンとしちゃいました。なつえちゃん、本当に優しい子に育ちましたね~。バルトさん、江里子さんのお人柄そのものなんでしょうね。。長男君、次女ちゃんも本当に可愛い。素敵なご家族ですね!