2013年

2月

04日

-021.les photographies

わが街、トゥール市主催の今年初のカルチャー・イヴェント<TOURS memoires d’une ville>が、大人気です。<トゥール・一都市の記憶>展は、18501970年代までのトゥールの街並みや市民の生活など、様々なシチュエーションのモノクロ写真250枚余りを展示したものです。市役所地下に眠っていたアーカイヴや個人蔵のお宝写真を、10年かけてセレクトした貴重な資料の展示です。なにも悪天の続く寒い1月にやらなくても(あ、いちおう3月までやってますが)いいのにと思いつつも、展示会場である市庁舎内のホールと大通りの並木散歩道は、たくさんの人が写真を楽しんでいました。

 

トゥールは、同居人Jの生まれ故郷なので、家族からも今までにずいぶんとトゥールの昔話を聞いてきたんですが、やはりうまくイメージできないことが多かったのです。しかし、写真を見ると、もう一目瞭然で、「なるほどね~、こうだったんだ」と勉強になった私です。たとえば、うちのすぐそばに土手があって、その斜め上を幹線道路が走っています。昔、そこはカナル(運河)だったと聞いても、どこがどうだったのか、どんな感じだったのかわかりませんでした。その運河で、1930年に釣り大会が開かれた写真には、大木の並木も美しく、取り壊してほしくなかったとひじょうに残念に思ったり。また、トゥール市は、ロワール川とシェール川にはさまれた都市で、うちはシェール川に近いんですが、1890年にスケートをしていた写真が。同居人Jのお姉さんは、ビーチがあり、泳いでいたと。1960年代の川で泳ぐ人達の写真を見て納得。昔はいいな~、私も泳ぎたかったです。サーカスの建物があったり、2年前から工事が始まっているトラムウエイですが、1920年代に走っていたり。トラムは、自動車の発達で、一度壊したけれども、また作るという、地方都市では当たり前の事になっています。

 

19世紀末~20世紀初めには、トゥール駅舎と市庁舎が建てられました。建築家は、トゥール生まれのヴィクトール・ラルーという、パリのオルセ駅(現オルセ美術館)を設計した人です。トゥール駅のほうが古くて、2つの駅は、類似点も多いのです。そして、第2次大戦時に、ロワール川の対岸からドイツ軍が大砲で、町の中心地を撃破したため、中心地には、古い建物がとても少なく、近代建築ばかりという話も、今回、航空写真を見て、そのひどさを知ることができました。その後、1960年代から、大掛かりな都市改造計画が始まり、近代的な住居群があちこちに出来上がり、現在のトゥールの土台が築かれました。それらの写真も多くの人が興味を持って眺めていました。1960年のカフェのギャルソン・レースや、1976年にロワール川に架かる立派な石造りの橋が崩壊した写真など、何度も話に聞いた出来事が、視覚化されて、とても楽しい半日を過ごしました。写真は、ほんとに歴史の証人ですね。昔の街並み、家、人々の服装に限らず、ポスターや宣伝の細かいところまで、じ~っと見ている怪しい2人が私たちでした。

 

<2月後半 パリの風呂カント、V.G.予定>

02/15-16 15区/Boulevard de grenelle

02/16-17   20区/Cours de Vincennes

02/17       11区/Avenue Philippe Auguste

02/23-24   15区/Rue Saint Charles

!中止・延期になることもあります。ご了承を。(早朝・午前~18h、19hごろまで)

今月の「小躍りしながら購入した逸品」-021.

<もう、絶対買い!逃しませんで~の一点>

 

今回の話しの写真集です。本自体は古くないですが、

内容は、もう辛抱たまらないほど素敵。

 

今月の「なんでまた、こんなの買っちゃったんだろう・・・」-021

<徹夜明けで通うこともあるブロカント、まさに魔がさしてしまい、、、>

 

いや、作りも良くて、なかなか良い品なんですが、大きいのは柄が

60㎝ぐらいあって、場所とります。何のための品なのかもわからず、

今のところ、お蔵入り。

 

今月の「これはなんでしょう?」-021

 

もちろん、何かを集めて入れるものです。

今回、回答を募集します。下記のコメントに書いてお送りください。

 

*020の正解:<ビネガーやオイル瓶の口につけるコルク栓>

上の小さなキャップをひねって外すと、栓を外さずにそのままサービスできます。

 

colunm by Takaki
ジャーナリスト、コーディネーター、クリエーター
何でもコーディネートしちゃいます
ブロカント品のバイイングもメイン仕事の一つ

そんな経験を生かしtakacanteをオープン
BRUTUS誌にパリのコラム連載中