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地元の町で行われたレイトナイト・クリスマスショッピングに出かけて来ました!
小さな町に暮らしているのでたくさんの顔見知りにも会いましたが、
誰もがみんな嬉しそうにざわめき合っていました。
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毎年恒例のキジがどさりと積み上げられているストール、
初めてこれを見た年はあまりのおそろしさに正視する事ができなかったものです。
おじさんがラッパを鳴らして呼び込みをしています。
2羽でたったの5ポンド。
2週間吊るして、羽をむしって、内蔵を出すだけ。
美味しいキジだよ。
いとも愉快そうに、簡単に言ってのけます。
さすが狩猟のお国。
気の良いおじさんは素敵な笑顔を向けてくれました。
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夜の闇の中、大きな大きなクリスマスツリーの下に人々が集まり
クリスマスキャロルを唄います。
老人も大人も子供も赤ちゃんも。連れて来られた犬も。
みんなみんな一緒です。
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クリスマスキャロルを唄った後、人混みに小さなどよめきが。
中世のコスチュームに身を包んだ羊飼い達が
本物の羊を連れてそぞろ歩いている光景にでくわしました。
4歳の息子が羊をなでながら聞きました。
「どこに歩いていくの?」
羊飼いは言いました。
「北の星を目指して歩いているんだよ」
冷たい12月の幻のような夜のお話です。
屋台で温かくスパイシーなモルドワインをひっかけて、
いつもの日常から浮遊してふらふら。
とても良い夜でした!
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そうそう、レイトナイトショッピングでの戦利品。
クリスマスの飾り用に、ヤドリギの枝を2本購入しました。
「ヤドリギの下にいる相手にキスをする」というのは
ヨーロッパに古くから伝わる、かわいい神話です。
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2012年も残すところあと僅かとなりました。
今年はchocolatmagの貴重な場をおかりして
コラムを発信できました事、とても感謝しています。
3月から連載スタートしたコラムですが
今年はイギリスも「ダイヤモンドジュビリー」や「ロンドンオリンピック」と色々ありました。
わたしのフィルターを通して四季折々にて感じた、見た、イギリスの光景。
少しでもここに息づく風や光、人々の生活を感じていただけたならこれほど嬉しい事はありません。
松永編集長をはじめ、コラムを読んでくださっている全ての方へ、
改めましていつも本当にありがとうございます!
あっという間にクリスマスが来て、
あっという間に年末が来て、
あっという間に新年を迎える事になりそうな師走です。
みなさま、どうぞ暖かく良いお年をお迎えくださいませ。
column by Masae Lamsdale/ラムズデール 昌栄
グラフィックデザイナー/1973年広島県生まれ
都内デザイン事務所勤務を経て、2000年より独立
夫と4歳になる息子、蒼一郎(そういちろう)とイギリス在住
ヴィンテージのデザインやタイポグラフィ、家具が好きで
グッドデザインに基づいたバイイング活動も始動中
イギリスデザイン・ヴィンテージのオンラインショップ&Stillをオープン
http://www.andstill-vintage.com/
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