-017.Les crayons de couleur

ある休日の日に、chocolatmagのこどもたちは Les crayons de couleur のお手伝いさせてもらいました。

 

Les crayons de couleur とは?

フランス語で「色えんぴつ」の意味。

被災地の子供達にフランスの塗り絵を送っています。

こどもたちの心に「色」と「夢見る時間」をフランスから届けようと、パリに住む日本人を中心に立ち上げたアソシエーションです。

 

 

まずは、今回集まった塗り絵の束をこどもたちに確認させる代表の幸子ママン。

「ここに50冊の束があるんだけど、何束あって、何冊あるのでしょうか?」

「震災のことはみんな知っているよね、そこでは自分の学校に帰れないこどもたちがいたり.....」

と、こどもたちの関心を惹き、きちんと今日は何のためにどんな事をするかを伝えます。

 

発送先が10カ所以上あり、送る塗り絵の量もまちまち。

 

チームを作り、リストを見ながら間違いのないように塗り絵を数えます。

発送用の箱を組み立てるのも協力して。

箱には塗り絵の他にお手紙も添えて。

総勢10人あまりのこどもたちの働きは、テキパキ、スムーズ。

なんと1時間程で作業終了。

 

 

ママンたちが最終チェックをしている間にこどもたちはおやつタイム。

日本の駄菓子やケーキを食べてひと遊び。

 

さて、最後に郵便局まで運んで日本のことを想いました。

みんなよくがんばったね。

これからも続けて行こうね。

 

[幸子ママンより]

東日本大震災のニュースを祖国から遠くはなれた場所で聞かれた方、多くいらっしゃると思います。
私たちも2011年3月11日パリにいました。
私たちに何ができるか、そんな思いで悶々としている中、ひとりのママンが「被災地の子供達にフランスのこどもたちが大好きな塗り絵を送ろう」と提案してくれたのがこのアソシエーション発足のきっかけです。
震災のニュースを聞いて動揺する母親をみているこどもたちと、悲しみやどうしようもない思いも、みんながいっしょになってつながっていけば、ポジティブなエネルギーに代えていくことができる、そんな体験を分かち合えたら、そんな思いから子供たちにも作業に参加してもらっています。

[支援のお願い]
これまで2000冊以上の塗り絵を、フランスそして被災地の有志の方々のご協力を得つつ、被災地の子供達に送ってきました。
震災から1年経った今でも、まだ多くの方が生活に不安を抱えていらっしゃいます。そんな中でこどもたちはがんばっています。
フランスからの小さな応援のプレゼント、提供していただければ必ず被災地のお子さんたちにお届けします。
1冊でも大丈夫です。お子さんと一緒にえらばれると、もう一度震災のことを考える機会になるかと思います。
また、送料にかかる義援金も受け付けております。
皆さんの支援の気持ち、これからも伝えてゆければと思っております。よろしくお願いします。

Les crayons de couleur 代表 山村幸子
http://www.facebook.com/crayonsdecouleur
mail: lescrayonsdecouleur@gmail.com

Column by chocolat maman
パリ在住:編集者&スタイリスト
chocolatmagの編集長
高齢出産から始まり、今は3児の母である
FIGARO JAPON [パリの子ども事情
OPENERS[Paris vu par Maiko
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