-001.アートな散歩を楽しもう!

▼写真をクリックすると写真が大きくなります▼

はじめまして。

パリは忙しい都会の街だけれど、どこか時間がゆったりと流れる空気を感じます。
それは、大きな公園であったり、憩いの広場であったり、美術館であったり・・・
古き街の中に、大人や子供が寛げる緑と空間がたくさん溶け込んでいるからだと思います。
そのお陰で、何年暮らしても飽きることなくパリ散歩が楽しめるのです。
この「Paris Promenades」を通して、そんなパリの普段の顔を、ちょこっと観光気分も交えながら
スナップでご紹介したいと思います。

一回目のプロムナードは、パリ中心地にあるポンピドゥ・センターとその界隈。
このセンターには、現代アートで有名な国立近代美術館、図書館、映画館など
様々な芸術文化施設が入り、毎日観光客や地元の人たちで賑わいます。
このような文化施設は小学校の課外活動にもよく利用されるので、
平日、先生の話に耳を傾ける子供グループを見かけることもあります。
私は、今開催中の「Matisse展」を鑑賞した後、久しぶりに最上階からパリのパノラマを満喫しました。
曇りがちの冬の間ぼんやりとしか見えないオペラ座やサクレ・クール寺院も、この日は視界が晴れて綺麗に見えました。
ポンピドゥ・センター前広場は、待ちに待った陽春を喜ぶように見る見るうちに人が集まり、
大道芸人もミュージシャンもいつもにも増して陽気です。
ニキ・ド・サン・ファルとジャン・タングリーのオブジェがくるくる回る噴水広場も、パリジャンたちに人気の休息場所。
日光浴をしながら読書や電話、PCを持って仕事する人もいたり。
アート発信地の周りには、やっぱりアートな空気が漂う。
そこで人は思い思いに緩いひと時を過ごし、上手に息を抜くのです。

Centre Pompidou
Place Georges Pompidou 75004 Paris
Metro: Rambuteau, Hôtel de Ville, Châtelet
美術館・エキスポジション:11H〜21H(定休日:火曜日)
「Matisse展"Paires et séries"」2012年6月18日まで

 

column by Michiko P.
日本、フランスで長年貿易の仕事に携わり
現在は新しいフィールドを模索しながら充電中
暇があれば、銀塩・デジタルカメラを持ってパリを遊歩する
仏人オットと娘2人の4人暮らし