-010.chocolat pépéパリに行く!

 

月のファッションウィーク。雑誌GQのお仕事でまずはミラノ入り。そして、その後、GQファッションディレクターのIとパリに飛んだのでした。 夜中に着いたこともあり、さすがにお子さんのいる松永家を襲撃するわけにもいかず。部屋が取れなかった関係で、ダブルベッドでIと一緒におねんね。Iは枕 で万里の長城のような壁を作って、「あっちむいて寝て」と完璧拒絶モード。もちろん、こちらも同じ。背中を付き合わせて、寝たのでした。

そして、翌日、Iはコレクションへ。僕はついに念願の松永家へと珍入したのでした。行く行くといい続けて行けてなくて、初めての訪問なのです。

ブーちゃん(学さん)はお仕事でお留守でしたが、マイコどん、Moéちゃん、Méiくん、Miaちゃんが出迎えてくれました。実はMiaちゃんとは初対面。

これまた、カワイイんです。もちろん、みんなカワイイ。

 

さて、3人とpépéのコミュニケーションをご紹介しましょう。

 

まず、Méiくん。マイコママのリクエストでお土産に持っていった、仮面ライダーの本に夢中です。一緒に紙の模型を作って大はしゃぎ。オトコの子らしですが、でも声質が一番高くておもしろい(笑)。かなりの焦りまくり系。

Miaちゃんは、pépéのお膝の上に乗って、おしゃべりです。人見知りしないし、ものおじしない、いわば、大物感漂う個性の持ち主です。かなり自分の主張が強いキャラですよん♪

Moéちゃんとのことは、あとでゆっくりと(笑)。

 

さて、それからみんなでブーちゃんと日本語学校で待ち合わせ。ちょうどMoéちゃんの発表会の日でした。パリで歴史のある日本語学校で、ほとんど のパリ在住の子供がかようところです。僕の娘も英語環境のなかで育っていますが、日本なのでこういう学校はないんです。ちょっと考えさせられました。パリのこどもたちは、ここと公文に通います。うちは公文だけ。それで、うちのカミサンと日本語教育のことで大ケンカして、2ヶ月クチを聞かなかったという後日 談もありあます(笑)。

 

それからみんなでchocolatmagの取材を予定していたヘアサロンの近くへ。Méiくんとパパが一緒にヘアカットという企画です。まずはメ ルシーのカフェでお茶。僕とMoéちゃんは、みんなが取材中に二人でメルシーで蜜月デートしちゃいました。半世紀人のオジサンとまだ8歳の少女のデート。 なんだか、サン・テグジュベリみたい。なんだか楽しかったなー。Moéちゃんも僕を嫌いじゃないみたいだしー。パパとママ

に内緒だよ、なーんていってプレゼント買ってあげちゃいました。8歳の恋人はステキ過ぎます。

 

夜にはファッションディレクターIも合流。松永家でブーちゃんお手製の料理をご馳走になりました。そしてワイン。なんとも愛の漂うステキなお宅で、日頃一人身の自分にはうらやましい限りでした。chocolatmagに漂う、雰囲気そのままです。

地平線の低いパリの空を観ながらpépéは、思いました。「また、来るよ、ここに」。僕の勘は当たります。こどもたちとのこともそうですが、マイコどんとブーちゃんと逢えてシアワセでした。日本とパリと距離は遠いけど、僕らの思いはきっと近い。そう確信したパリ紀行でした。

メメシ~ィボ~ク~ゥ~! 今度はうちの家族と行きたいな。ホントに。

column by 細村剛太郎/Hosomura Gotaro

アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどを放浪後、出版社にて雑誌・書籍編集者として勤務
退社後、フリーランスとしてメンズ雑誌、広告、ウェブマガジンなどで活動
十数年前、ユルい空気に誘われ東京から湘南に移住し、波と戯れる
家族の沖縄移住を機会に、いい年こいて某大学院文化科学研究科に在籍
新メディアを研究中
6歳の女の子のパパでありchocolatmag pépé日本代表でもある