-011.le ceour

気がつけば、あっという間に12月半ば。
街中は、ノエルの美しいイルミネーションに溢れていることと思います。
思う、と書いたのは、ここしばらく、仕事に忙殺されていて、寂しいことに、ゆっくりお散歩する余裕もなかったのです。

例年に比べると、驚くほど過ごしやすい、今年のパリ。
今のところ、年末らしさ皆無だけれど、やっと気分的に落ち着いたので、今週こそは
綺麗なイルミネーションを見に行こうかしら?と今からささやかな計画中です。

しばらく前に週末を利用して、プラハに行ってきました。
格安エアーチケットを予約して、2泊3日の短期ヴァカンス。
到着した夕方、アパートメントホテルのチェックインもそこそこにさっそく、街を散策。
市内にある大きなスーパーマーケットの食品売り場は「不思議かわいい」ものがいっぱいで、思わず大興奮してしまいました。
そんな中でも特にお気に入りが、このハートのお菓子。
なんといってもパッケージがかわいい!
ハートの中に、マーガレットやケシの花などが描かれたもの。
ちょっとレトロでカラフルな色合いも、私好み。
チェコ語のタイトルは意味不明だし、味も分からないけれど、

たぶんチョコレートコーティングされたカステラみたいなもの? と想像しています。
いいんです、たとえ美味しくなくても。こんなキュートなお菓子に出会えたこと、それだけでうれしいから。
他にもいろいろなかわいいデザインのお菓子を張り切ってたくさん買い込んだのですが、残念なことに、

帰りの飛行機の荷物制限に引っかかり、プラハの空港で、無理矢理全部食べてしまったので、お見せできません(涙)

もうひとつ、パリのモニュメントがついたマグネットは、11区の街角に建つ、

新聞や雑誌を売るスタンド、「キオスク」で売っていたもの。
ノートルダム寺院とサクレクール寺院、そしてまん中にはエッフェル塔。
うー、The Parisな感じがなんともいえない。
薔薇の花で飾ったハート型で、「え?こんなの見たことない!かわいい!!」と、ひと目惚れで即購入しました。
乙女な気分いっぱいのチェコのお菓子とマグネット。
いくつになっても、やっぱりかわいいものには、心躍ります。

今年は、日本人の私たちにとって、とてもとてもつらかった一年。
まだまだ、心の痛む問題も多く残っています。
それでも、乗り越えて前に進むしかないですよね。

新しい年が、みなさまにとって健やかで穏やかな年になりますように。
そして、愛に溢れた年になりますように。
かわいいハートグッズを眺めながら、パリから愛を込めて。

Column by 鈴木ひろこ/Hiroko Suzuki
スタイリスト・ジャーナリスト
パリの街をお散歩しながら、モード、人、もの
店などいろいろなカワイイ!を見つけるのが趣味