-006.ドイツの極薄チョコレート

編集者という職業柄か?

いろいろな国にセンスの良い、情報通な友人がいる。

そして、いつも心のこもった素敵な贈り物を頂く。

 

去年の夏、同じ時期に日本帰国していたドイツに住む友人。

彼女とは20代の頃にはまだ知り合っていなかったが、ちょうどその頃、同じひとりの女性とそれぞれにとても仲が良かった。

ということを、10年ぐらい前に知った。

偶然にも彼女とchocolat papaは仕事をよくしていて、その関係で会うことができたのだ。

 

それからは赤ちゃんが生まれるたびに、ヨーロッパいちばんのおもちゃ大国”ドイツ”ならではの素敵なおもちゃ、

すばらしい赤ちゃんのニットなどを届けてくれた。

私の出産ラッシュ(笑)が終わると、育児で疲れた私のためにバスオイルを、、、。

 

そして、今回は見るからにドイツっぽいパッケージデザインのチョコレート。

ふたを開けると、モダンな3色の正方形。

銀紙は取っておくだろう色合いだ。

1ミリあるか?ないか?の極薄チョコレートは、口の中に入れるとパリッと割れ、トロリととける。

 

勝手な想像だけれど、パーケージデザイン、ふたを開けた時のわっとした喜び、口の中に入れた時の幸せ感。

彼女は私がこれらすべてを感じるだろうとわかっていて、これを選んでくれたのではないか?

と思う。

 

心を込める、ということをいつも思い出させてくれる。

彼女は私にとって、そんな存在だ。

 

column by chocolat maman
パリ在住:編集者&スタイリスト
chocolatmagの編集長
高齢出産から始まり、今は3児の母である
     FIGARO.jpで[パリの子ども事情
OPENERSで[パリところどころ]連載中