-006.かぼちゃとくりのクラフィティ

こどもの頃の秋になると、近くの山に子供仲間だけで、もみじ狩りにお出かけ。栗やどんぐりなどを拾ってきては、庭で焚き火をしながら、さつまいもと一緒に焼いて食べる・・・それがとっても楽しくて、兄妹で競い合って収穫したものです。パリでは、ハロウィンの前あたりから、マルシェに美味しそうなかぼちゃや栗が出てきました。市場では、畑からそのまま持って来た泥つきの色々な種類のかぼちゃが売られていました。そこで買ったかぼちゃ(プチ・マロン)と、今日、出演してくれるLéon 君(7歳)が家族と一緒に森で拾ってきた栗を入れたクラフティーを作ってみましょう。クラフティー(Clafoutis) は、フランス・リムーザン地方の伝統的なお菓子。とても簡単で、季節のくだものなら何でも美味しい・・・サクランボ、いちじく、ぶどうやイチゴ・・・パン屋さんに並ぶフランと共に、フランス人の大好物です。
 

材料 4人分
くり       12コ
かぼちゃ    150g
砂糖     大さじ 2
クラフティー生地

 卵         2個
薄力粉       50g
牛乳(又は、豆乳) 150cc
砂糖        30g
バニラエッセンス  少々
植物油       少々
粉砂糖       少々

 

 

 

最初に、ママに下準備をお願いしましょう!
*カボチャは、サイコロ状に切って、鍋に水・ 半カップと砂糖・ 大さじ1を入れて、中火にかけ、15分ほど煮ます。
*栗は、皮を剥いて、同じように、水・半カップと砂糖・大さじ1を入れて、中火で20分煮ます。

(もしくは、瓶や缶詰めの栗の甘露煮を使ってください)

                                         まず、お砂糖の分量を量ります

ボウルの中に、たまごを割り入れて/          お砂糖を加えて/     泡立て器で、よく混ぜます。

バニラエッセンスを加えて混ぜ/そこへ、妹のMilaちゃん(5歳)が登場。牛乳を量るのを手伝ってくれます/小麦粉の分量も量って

ふるいながら加えて混ぜます/お兄ちゃんが目を離した隙にミラちゃんがすかさず味見「おいしい!」って/器に油をほんの少し入れて

中に塗ります

あらかじめ煮ておいたかぼちゃを器に/栗も加えます/レオンくんは、お茶のお点前の様なきれいな手つきで生地を入れています

 

180度に温めておいたオーブンで20分ほど焼いて、粉砂糖をかけてできあがり!

お姉ちゃんのYumaちゃん(10歳)と仲良くおやつの時間。

かぼちゃやくりが美味しい季節。

とっても簡単なので、みんなで作って楽しんでくださいね。

ボナペティ!

column by はらださちよ/Harada Sachiyo
コンサルタント、メニュー・レシピ開発の他、料理教室、子どものアトリエなど
おいしいごはん活動を楽しんでいる
web Figaro japon でコラム「パリのごはん・暮らし・楽しみ」連載中
http://column.madamefigaro.jp/gourmet/harada-sachiyo/