![沖縄、プール、こども、細村剛太郎](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=690x10000:format=jpg/path/sb37c99077ee6b9eb/image/i017f06e427a7d9b1/version/1297022374/%E6%B2%96%E7%B8%84-%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%81%93%E3%81%A9%E3%82%82-%E7%B4%B0%E6%9D%91%E5%89%9B%E5%A4%AA%E9%83%8E.jpg)
暑かったけど、それより熱い夏だった。パリからchocolatmag編集長M子どんがMoeちゃんとともに来日した。
楽しかったぞー! オレは chocolatmagのJapon Pepe(日本のおじいさん)なのだ。オレらはいろいろな方々と会い、お話をした。
そしてギュッと抱きしめ合ったのであった。あっ、オレではなく、M子どんと某有名アパレルの社長さんのお話。
お二人はスゴイ昔からの旧知の仲で、何十年ぶりかに再会を果たしたのであった。
それも急にアポを取っての訪問だったにも関わらずに。ちなみにオレは仕事でその場にいなかったから聞き書きだけど。
「あんなに再会を本当に喜んでくれて、もう感激しちゃった。ウルッとしたよ」とM子どん。
オレの高校の悪友も、長い間お世話になっている会社である。
その社長さんのお人柄の良さをよく聞くし、それが社風にも反映されているように傍からは見える。
その社長さんをツイッターでフォローしているのだが、もの凄く共感できたツイットがあった。
要約するとはこんな感じ。
“正論は人を傷つけるので、正しいことをいう時はあえて少し控えめにするほうがいい。
正しいことを言うときは、相手を傷つけやすいものだと気づいているほうがいい”。
本当にそう思っているともツイットしていた。この“本当感”って大事。それが伝わったから、M子どんも感激したのだろう。
そうなんです、オレも正論を押し通すことはキケンだと本当に思っているのです。
最近、オキナワにスカイプをすると、なんだか様子がおかしい。スカイプどころではないという感じなんですね。
反抗期でプチ怪獣化した娘が、パピー と話すより嵐のマツジュンのDVD観たいということもあるし(笑)、
どうもマミーと娘の関係が◎ではなく、△や×のことも多い。
叱られているシーンをスカ イプで観ているのも、DVDを観ている娘をスカイプで観ているのも、
なんだかサビス〜イと思うのである。やはり、距離というものは大きい。それはいろいろな意味において。
女と男は生物的にまったく違う生き物といってよく、脳の構造も違うことが明らかになってきた。
特に育児に関しては、キケンからの子ども保護という面から“叱る”ようにプログラミングされている。
“叱る”とは目下の者の欠点をとがめることだが、そこら中でママたちが怒っている姿を見かける。
男のオレから 見れば、まぁそこまでやんなくても、と思うことも多い。
で、ここで登場するのが“正論”なのだ。正論は道理にかなっているから逃げ道を相手に与えない。
大人でも傷つけやすいのだから、こどもに対するインパクトははかりしれない。
キケンから守るハズの“叱る”という行為が行き過ぎると、それこそがこどものココロを傷つけるキケンをはらんでいるのだ。
そして自分のこどもに対する期待の裏返しで、一事が万事的に、一つの欠点でこどもを全否定しやすい傾向があるようにも思う。
そしてママたちのなかには、こどもを怒り過ぎてしまったことに自責の念に駆られる方もいる。
わかっちゃいるが、押さえられない。でも、そう気づいているのだから、理性ある優しいママだと思います。
これは私見にすぎないが、我が家が3人で一緒に暮らしているのと現状の別居生活では、多分大きな差があるだろう。
これが課題。正論に対する逃げ道に象徴される補完性の欠如など、湘南とオキナワの距離を、秋だからかだろうか、
よろしく哀愁的に感じてしまう今日この頃。
「もうすぐオキナワに行くからね。DSiというのを買っていくぞ。カメラもついているんだよ」
「じゃあ、それでマミーのおこりんぼのすがたをしゃしんにとるね」
「えーと、そうかなぁ、そうだね。。。」
カミさんの由来は「やまのかみ」である。山にほこらとかあるでしょ。やまのかみは女神なので、決して怒らせてはいけません。
ハワイのキラウエア火山に住むといわれるペレとか、怒らせちゃいけないものは女神が多い。
我が家のやまのかみも怒り過ぎませんように! 合掌(笑)。
![パリ、こども、沖縄、細村剛太郎](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=690x10000:format=jpg/path/sb37c99077ee6b9eb/image/i9cd1c9645dd40cc7/version/1297022406/%E3%83%91%E3%83%AA-%E3%81%93%E3%81%A9%E3%82%82-%E6%B2%96%E7%B8%84-%E7%B4%B0%E6%9D%91%E5%89%9B%E5%A4%AA%E9%83%8E.jpg)
column by 細村剛太郎/Hosomura Gotaro
アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどを放浪後、出版社にて雑誌・書籍編集者として勤務
退社後、フリーランスとしてメンズ雑誌、広告、ウェブマガジンなどで活動
十数年前、ユルい空気に誘われ東京から湘南に移住し、波と戯れる
家族の沖縄移住を機会に、いい年こいて某大学院文化科学研究科に在籍
新メディアを研究中
5歳の女の子のパパである