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今シーズンで8回目のエデイションとなる"playtime"はキッズウェア、アクセサリー、おもちゃまで幅広い子供の世界とマタニティ・ウェアの合同展示会。パリで年2回開催されている。プロフェッショナルをターゲットにしているけれど、一般にも開かれている”子供アトリエ コーナー”があるのは、あまり知られていないので、早速chocolatmagで紹介。
アトリエ”WORK SHOP ENFANTS”は、会期中の3日間、年齢、時間帯に応じて毎日3つから4つのアトリエが提案されている。
パリの会場は PARC FLORAL というヴァンセンヌの森の中にあるいわゆる植物園内。そのせいか、自然をテーマにしたアトリエが多いようだ。
会場に入ると、まず 目に入るのは、天井から吊るされた巨大なスィーツのモビール。見つけた子供達は「わあー!!」と駆け寄っていく。思わず手に取りたくなるケーキやアイスクリームは、クリエーター Laurence Benoitによる手作りの作品。その奥に”WORK SHOP ENFANT" のパネルを発見。

今回参加したアトリエは [DOROLES D'ANIMAUX ] (おかしな動物)というテーマで、まずは、森の動物に関するお話、エピソードやクイズから始まった。子供たちの頭の中がそんな動物たちのイメージでいっぱいになったところで長ーい紙を三つ折りにしたものが、それぞれの子供に渡され、まず好きな動物の顔の部分をデッサンしていく。
 出来上がったらその紙を他の子供と交換。今度は、胴体のデッサンをする。次に また交換して足の部分を前の子供が描いた胴体に加える。前の子のデッサンは基本的に見ないで体の部分をつなげていくので各自が思いつくままに自分のイメージする動物の部分をデッサンしてゆく様子は眺めていると、面白い。
これらが全て終わった三つ折りの紙を広げると、3人の子供による合作アニマルが出来上がるというわけ。お兄ちゃんは自分が描いた顔に妹がくっつけた胴体を見て「へんだよー、こんなのー」といいながらも、にこにこ顔。サルに羽根がくっついていたり、とんでもない色の組み合わせだったり どれもへんてこだけど愛嬌のある動物たちばかり。
 実は、Playtime Tokyo も開催されており、次回の8月31日から9月2日の間に、東京でもアトリエが計画されているらしいので興味のある方は問い合わせてみて。

さて、アトリエの後は、元気に外へ出てPARC FLORALの自然を堪能。この時期は花があちこちで満開なので 観察しながらの散歩もよし、走り回れるスペースだってたっぷりあるので、パワーの有り余ってる子供達も大満足。
さらに奥に行くとジャンボ滑り台など遊具の充実した公園や、多人数で乗れてみんなで漕ぐのが楽しいカートのレンタルもあるので、天気のいい夏休みや日曜には、近くで気軽に家族で遊べるスポットとしてお勧め。
 
Playtimeの情報はサイトで。
アトリエは事前にサイトから予約が必要。
http://www.playtimeparis.com
http://www.playtimetokyo.com

 

PARC FLORAL DE PARIS
メトロ/ 1番線 Chateau de Vincennes

column by ジャックゴルノー 純子/Jacgorno Junko
アクセサリー・デザイナー/たまにコーディネーター
2007年よりヴィンテージパーツを使用したアクセサリーブランド”j.jacgorno”をはじめる
作品はクリエーターが集まる展示会やマレ地区のブティックCULOTTE紹介
娘二人の母でもある