-007.チャリティの巻

”フランスから日本の為にチャリティボランティア”
今 年の3月11日以来、日本から遠くはなれて暮らしている私たちはずっと日本の事を事を思っています。大好きな日本が、ある日突然こんな事態に。信じたくな い現実。亡くなられた方々、最愛の家族、友達、住む場所も失った方々。日本の家族、友達、みんなどうしているんだろう。自分に何が出来るんだろう。。。
とりあえずは名の通った団体に募金をしてみたが、ちゃんとお金は届いているのだろうかという疑問もあるまま。
そ してパリの日本人による募金を集める活動もあちこちで活発になってきて、マヤの通う日本語学校でもママたちによる手作りお菓子バザーが催された。どれもマ マたちの愛がたっぷり入っていてとっても美味しかった。これはしばらく毎週続けられ、まとまったお金を大使館経由で寄付された。
それと同じ時期にパリのバイタリティあふれる友人たちがパリで東北大震災被害者のためのチャリティ団体を立ち上げた。
"HOPE AND LOVE FOR JAPAN" という日本への気持ちがいっぱい詰まった名前。なかなか考えていても行動に移すのは簡単ではない。そしてあれよと言う間にに大規模なチャリティバサー、レ ストラン&ナイトクラブでチャリティディナー&DJナイト、フランスのアーティスト達が協賛してくれたチャリティコンサート、そしてキッズファッションの 展示会場横で子供服、小物のチャリティセールと夏までに盛りだくさんな企画が実現されて行った。
企画が上がるとにボランティアの求人メールが届く。私もマヤも大好きな日本の為に微力ながらお手伝い。ディナー会場でチャリティバッジの販売担当は、この会場で初めて会った日仏ハーフの同い年のまやちゃん(!)&みあちゃんでトリプルM! バッジ売りの 少女たちは会場でキャンディーズならぬボンボンズ(ボンボンはフランス語でキャンディー)とスタッフに命名されて人気者。頑張ってたくさん売ってくれまし た。売ったお金ががたくさんポケットにたまって、これが日本の為になると思うともっと頑張っちゃう。
こちらはコンサート会場で。開演前にダブルマヤでもう一度オリジナルバッジとミサンガ売りに挑戦!母は売店担当。コンサートは夜遅くなるので途中でパパに迎えに来てもらいました。
キッズファッションのチャリティセールは手作りのオリジナルチャームも販売。
家にお友達を集めてみんなでパーツになるフェイクスイーツを作ってもらいました。
細かい作業で疲れたけど、みんなが頑張ってくれたおかげでこんな可愛いのが出来ました。これもたくさんお買い上げ頂きました。
イベント前日の会場準備、すっかり仲良くなったみあちゃんと可愛いディスプレイを考えたり、段ボールの家も作ってみました。
たくさんのボランティアの皆様の力で素敵なセール会場が出来ました。
みんな日本を思う同じ気持ちで頑張って、ひとつずつ実現されて来ているイベントラリーはまだ続きます。
マヤもブームではなく出来る事はずっとやって行きます。
皆さんの暖かいお気持ちで集まったお金は東北の被災者の皆様のお役に立つように大切に届けられています。
下のリンクでこの団体の活動内容がご覧頂けます。

column by 多胡 美智子/Michiko Tago
1987年に渡仏。アメリカ人の夫、一人娘とパリ暮らし
衣食住に関するモノ作りが趣味。スタイリスト